コレクション
MuseumCollection
Millet, Jean-François
ジャン=フランソワ・ミレー
1814-1875フランス・ノルマンディー地方のグリュシーに生まれる。
1837年パリに出て、ポール・ドラローシュに学ぶ。1844年からサロンに農民画を出品。
1849年バルビゾンに移り住み、農民の生活する姿を力強く描き続けた。
バルビゾン派の代表的な画家として知られている。銅版画、素描、パステルの分野においても優れた才能を発揮した。
Paysage avec Meules, Effet de Soil
干草のある風景、日没

1847-1848 油彩・カンヴァス 24.5×40.3cm
本作は、ミレーの現存する作品の中でも非常に少ない初期の風景作品。柔らかい筆致やゆっくりとしたタッチは、1840年代の彼の作品に共通して見られる特徴である。裸足の若い農夫が干し藁の横に寝そべり、陰に隠れた赤いスカートの羊飼いの娘と話している様子は、この頃ミレーがよく取り上げた主題で、田舎の恋人たちのたわいない一場面を想わせる。