マルク・シャガール

ロシア・ヴィテブスク（現ベラルーシ）のユダヤ人家庭に生まれる。

1909年サンクト・ペテルブルグのアトリエで学び、2年後アンデパンダン展に初出品。1915年28歳でベラ・ローゼンフェルトと結婚し、1918年には故郷に造形美術学校を開設する許可を与えられ、造形美術の評議員に任命され学校の校長となる。1923年パリに渡る。1931年エジプト、パレスチナ等の中東へ旅行。

その後もヨーロッパ諸国を旅行する。1941年に夫人と共にアメリカへ行くが、3年後に妻ベラが急死。1948年、最終的にフランスに帰国し、同年第24回ヴェネツィア・ビエンナーレ展で版画大賞を受賞する。1950年ヴァンスに引越をし、2年後ヴァランティーヌ・ブロドスキーと再婚。1964年パリのオペラ座の天井画完成。別名「詩人」とも言われたシャガールは、1968年版画集「ポエム」を自作の詩を添えて刊行。

1973年ニースに国立マルク・シャガール美術館を設立。その後も途切れる事なく作品を創り続け、1985年97歳で死去。